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プール運用:
自然増・自然減の繰り返しの結果、残高が少なくなったり、あるいはオーバーフローしたり、上下の閾値を超えた時に手当てをすれば済むので管理の手間が無いのがメリット。
オーバーフロー分は自動的にあるいは手動で回収する。ショートしたら不足分を補う。
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特定の目的で入出金するときは、只の通過点なのでプール運用のルールは関係ない。
プールを通過する別枠マネー:
- 積立購入:毎月。
- 売却金(成長率20%未満ファンド)を使ったリバランス購入。隔月。該当分の全額移動で終了。
- プール余裕金を使ったリバランス購入。隔月。
- 8資産均等(SBI)の定期売却分:そのまま銀行口座に移す。人生プール。
- 8資産均等(MNX)の定期売却(年1回・20回分)。人生プール。
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SBI証券の定期売却サービスを使えば、それぞれの要件に応じて設定できるから後は自動的にスムーズに処分できる。
問題はSBI証券以外。
個別に取り扱い方法を設定していくのは無理と言うか時間の無駄だろう。例えば全体を100回で処分すると考えて、最初は売却優先度の高いものから処分する。
価額の小さなもの。成績の悪いものを優先処分。これで、リバランス商品を購入。
残りは普通に生活資金として分割処分。
投信マイレージのない証券会社を優先処分する理由はない。投信マイレージの付与率などほぼゴミみたいなものだから全く気にする必要はない。
- 優先度P0(リバランス対象):ごみ処分(1万円以下):こんなものもう残っていないか。
- 優先度P1(リバランス対象):値上がり率10%以下
- 優先度P2(リバランス対象):値上がり率20%以下
- 優先度P3(生活プール対象):通常売却・生活資金。リバランス購入に充てないこと。
- 並行処分(人生プール対象):8資産均等:隔月処分は面倒だから年1回にしよう。定率「20分の1刻み」で処分する。
リバランスって単純な話なのに
余計なことを考え出すと結構面倒だ
バランスファンドからバランスファンドへの乗り換え:あまり意味がない。信託報酬が下がるメリットと今税金を払う心理的負担。
例えば、50%利益が出ているファンドはそのままキープ。とか。利益率20%未満なら売却してリバランスに回す。とか。
債券型は利益は出ないが成長もしないので、新規のバランス型に組み替える。税金負担もない。
株式型は、利益率が低ければ(例えば20%以下)なら処分。買替。
しかし、50%以上利益が出ていたら、計画換金。
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自分で色々なファンドに手を出している人は結果的にトータルとしてバランスファンドになっていることがある。
年齢が行ったら、いろいろ手を出すのでなく低い信託報酬のバランスファンドに決め打ちするのが良さそう。だから定年後の積立ファンドはタイトルの1本で多分十分でしょう。
手持ちファンドの処分取り扱いの基準が必要。
- トータルとしてバランスがとれているかどうか。単純に言えば株式型・債券型が共に50%未満か。50%を超えていたら減らすことを考える。と、言ってみたものの実際にチェックするのは難しい。このアプローチは没だね。<株を別に持っている人は?日本株はそれだけでリスク要因!>
- 成績の悪いファンド(10年間での成長率10%~20%未満)はないか。あれば売却=最終兵器への買い替えを考える。5年間5%未満も対象に考えてよいだろう。これは比較的容易かも知れない。10回~20回掛けて切り替えなら心理的負担も無いかな。▶8資産均等!
- ごみクズお試しファンドはないか。ファンドは普通は月1000円程度がお試し。1年も続かなければ、何かしらの想定外だろう。1万円未満は黙って売却。最終兵器に買い替える。こんなファンドは既に処分済みかも。▶8資産均等!
- 上記以外は維持継続ファンドとする。生活プール資金。100回掛けて崩す。隔月15日。これって年金と同じ。大きな出費の時は一括売却。
- 生活に余裕のある時は、積立を継続。プールが溢れたら追加購入。▶8資産均等!
- 最終兵器は「人生」プール資金。120回掛けて崩す。隔月1日。旅行など体験に使う事。物を買うのは生活プールから。
最終兵器とは大袈裟だけど。
意味するところは資産保全の形としてバランスが取れていそうだという事。
究極の中途半端なファンド。
期待できないけどがっかりも無い。
崩しながら使っても、当初のプランが狂うことが無い。
景気変動で揺さぶりを受けても目減りしない。
成長期待には応えられないから若者・成年向けではないが、年金生活者の期待には応えられそう。
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積立定期
積立しながら生活費に取り崩していくのは普通の事。若い時、景気が良い時は積み立てが頑張って、歳を取ったり景気が悪くなると取り崩しが大きくなる。現金・銀行口座・円価ではプラス処理と-処理の同時並行は普通の事。 その中で少しでも利息が良いもの、条件の良いものを選択するのだろう。
ファンドは今は、積立も取り崩しも非常にやり易くなっている。現金と同じと思っても良い。価額が上下するリスクはあるが、扱い自体は簡単。現金の代わりにファンドを積立ながら取り崩すのは矛盾も何もない。
但し、手数料の高いファンドでは成立しない。債券主体ならほぼ現金並みの扱いが期待できる。
とは言え、一方向が望ましい。
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高齢者のリバランスは変動の大きな資産から変動の小さな資産に乗り換えることが普通かな。
後期高齢者に突入する75歳まで。年金生活に入る65歳から10年で完了させる。
年金が偶数月だから、奇数月に売却購入をやるとして、年6回×10年=60回。50回にした方が計算が楽。これだと8年でリバランスが完了する。
ちょっと待って!8年って常識的に考えて長すぎるだろう。生活費の取り崩しとリバランスを混同させているから、話がいい加減。移行自体は常識的にはせいぜい数年。50回でなく20回にしよう。これなら3年。
3年移行プラン。
生活費は如何する?
生活補填の費用は証券プールから取り出す。
商圏プール標準を上回るものがリバランス投資に向かう。
纏まった費用が必要な時は個別検討。リフォーム、葬式、
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証券口座+銀行口座
上限残高:超えたら掃き出し
標準残高:、。
例えば:
証券口座:上限:10万円。配当金や振込で10万をオーバーしたらオーバー分は連携先銀行口座に振り出される。
証券口座:生活プール:5万円。常に残高5万円を維持して生活費に充てる。
旧ファンド:定期売却または一括売却。最大20回で終了。
旧ファンド:原則として新規購入・追加購入はしない。
売却金:証券口座に入金。銀行口座を経由する場合も。
新ファンド:定期売却:100分の1.またはミニマム千円。開始はリバランス完了後。3年半後。今年が2025年なら2028年末。
新ファンド:購入:証券口座の生活プールを上回る分の全額。
銀行口座:上限:10万円。給与やバイト代の振込。証券口座オーバーフロー分もここに入る。上限を超えたら、普通口座から貯蓄口座へ移動。
銀行口座:生活プール:5万円。定期払い・クレカ支払など。5万円を維持する。
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証券会社を分散する意味:
特段のメリットは無い。只の気休め。少々面倒だけど。
例えば単純に:
MNXのファンドを解約したら、そのお金はMNXの新ファンド購入に充てる。単純で良い。
また、もしSBIのファンドを解約したら、そのお金はSBIの新ファンド購入に充てる。
その他のファンドを解約したら、そのお金はSBIまたはMNXの新ファンド購入に充てる。
楽天ポイントでファンドが買えるなら新ファンドを買う。その時は多分楽天証券。
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最近は投資信託に手を出す年齢が下がっている。入社直後からNISA/IDECOに半強制的に加入させられる。高い保険に入るくらいなら半分はファンドに回す。好きな銘柄をお試しで色々買えばいいだろう。積立もスポットも。
サラリーマン人生も色々あって定年になる。
年金生活。大昔は60歳定年。今は70歳定年。人生百年当たり前。年金は隔月支給。その間を自前の年金で埋めて行く。年6回×30年=約200回。2000万円積み立てていたら1回10万円を取り崩すことができる勘定。実際は運用益があるから定年スタート時で2000万円と言うことは無い。
今日の問題は金額でなく、資産のリバランス。若い時は時間を利用して成長型を選択するとしても、定年後は(70歳を過ぎたら)、安全運転を優先する。基本的には債権の比率を高める。そう言うファンドも色々ある。基本的には好きに選べばよい。
ジェミニに聞いてみると色々お勧めも案内してくれる。
「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」はその一つ。信託報酬を押さえているのがセールスポイント。低成長ファンドでは重要と考えたい。ので、これを選択することにした。
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リバランスと言うのは、比率を変えるだけの話だから、無理やり保有ファンドを売って買い直すまでえの必要はない。
65歳のころから100回掛けて(約16年掛けて)、最終ファンド買替と年金補填に回せばいい。
人生エンジョイを最優先するのは当然として、余裕分は最終ファンドの購入に充てる。
最終兵器ファンドの取り崩しは80歳の頃から100回掛けて(96歳まで)、または200回掛けて(110歳まで)、取り崩せばよい。健康寿命を見てそれぞれが判断する。
ファンド1本で済ます投資信託
思い付きでファンドをあれこれ買ったり売ったりしてゴミの山みたいになってしまった。
頑張っているファンドもあれば、それなりのものも。
長い時間を掛けたものは概ね値上がり。短い時間のものは損得が分かれる。
でも、こんなもので時間を掛けるのも馬鹿馬鹿しい。
何処かのファンド1本だけ残して、後は全部処分してしまいたい。そうしたら何かにつけて楽が出来そうだ。
昔、誰かがオルカン1本とか言っていた。
その前も、MSCI1本とかでいいとか。
時代時代で考え方が変わるようだから、思うほど単純でないのかも知れない。
だから。今日現在のこの1本と言うのを選べば良さそうだ。
目に付いたのが【eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)】。オルカンと同じシリーズだから、今の流行りの待ったに付けたものと思えばいい。
同様の古瀬ぷとのファンドは幾つもある。違いを探すと手数料とか報酬の部分。銀行なら利息が貰えるけど、ファンドは手数料を払うという全く逆のコスト関係になる。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)も手数料が掛かるが、古い設計のものに比べて低レベルの設定になっていること。金額が大きかったり期間が長期になると、全くバカに出来ないファクターになる。
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設計(設定?)の古いファンドは、言わば金食い虫だから、新しい設計のファンドに乗り換える。広い意味でリバランスと言うことになる。
その速度(ファンドの切り替えのスピード)は早ければ早いほどいい。
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