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投資信託*20|
貧乏人が選ぶ最後の20銘柄
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景気良くぶち上げても中身はない。資産家でなければ定年に備えて何か工夫が必要。まだ年金生活がイメージできないが、どう考えたって不足するのは目に見えている。何をどこまで我慢できるのか。定年退職世帯の家計の目論見書が必要。
生活水準の設定=必要額の算定(A)。年金額の算定(B)。不足額の算定(C)。(A)-(B)=(C)。子供の算数?。
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(A):
確定できない。欲を言えばキリがないから水準の設定が難しい。更に、年齢を重ねることでも変化するが、未経験領域で推定も難しい。どんぶり勘定に成らざるを得ない。
そこで議論を前に進めるため、必要額を夫婦で月30万円と仮置きする。年間で360万円。どう考えても少ないね。貧乏人とは言え、出来たら480万円レベルにしたい。
- 30万円/月(年間360万円)ギリギリ生活
- 40万円/月(年間480万円)まあまあ生活
- 50万円/月(年間600万円)そこそこ生活
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(B):
年金は行政から送って来る資料である程度分かる。問題はこの額が税込みフルスペックの金額と言うこと。手取りベースはガクッと減ると考えないと。
- 厚生年金:14万円/月
- 国民年金:6万円/月
- 個人年金:10万円/月
- 家計全体:30万円/月
年金は目減りする運用だから増えることは無い。実質的には減ると考えてよい。
(C):
不足額は10万円または20万円。まずは、10万円を穴埋めする方法を考える。次に20万円を積み上げる方法を考える。
ベースの10万円は働かなくても確保できる配当などの方法を取る。追加の10万円は副業を考える。
- 10万円/月:配当
- 10万円/月:副業
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ファンド運用の目標設定
これで分かったことは投資信託の配当が月10万円を達成することが目標として設定されたこと。
- 目標:ファンド運用益:毎月10万円
ファンドの利回り(配当と成長の合計)を想定する。低い場合は1.5%。高い場合は4.5%。もっと低い場合も高い場合もあるが、計画上の想定は<1.5%~4.5%>にする。平均を3.0%。
原資確保の場合は、3.0%=120万円(年額)にするには原資は4000万円。
原資を積み崩す場合は、65歳から95歳までの30年間=3600万円。これに利回りが乗って来るから実際は2500万円前後で間に合うだろう。4000万円用意して、積み崩すことも選択肢に加えれば、ファンド運用だけでまあまあそこそこの生活が可能。副業不要。
発想を変えれば、定年までに4000万円を積み上げることが、現役時代の目標。退職しても、4000万円まで積み上げておきたい。
- 4000万円
- ファンド20本
- ファンド20本は勝手な決め事。ファンド100本にしてもファンド5本にしても構わない。
- 普通のサラリーマンでも現役時代から運用を始めれば、何もしなくても簡単に4000万円くらいには届く。
- 1本あたり平均200万円。手頃な感じがする。人によっては1銘柄1000万円ということもあるが、どの程度分散させるかはリスクと手間のバランス。
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究極の20本:投資信託*20
いよいよ本題。
証券会社が複数に跨っても銘柄の絞り込みはやっておきたい。
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(その前に少し)
毎月あるいは隔月で決算配当するファンドをイメージする人もいるが、運用益が低くなることを考えると必ずしも得策でない。自動配当と自分で積み崩す面倒との天秤だろうか。どの道、最後は自分で始末を付けるのだから、最初から切り刻むオペレーションも日課にしておいた方が返って混乱を回避できる。高配当ファンドを選ぶ時の前提にしておきたい。
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(兎にも角にも面倒は嫌)
定年退職後:今の年齢をAとする。Aは60~100。子供の算数にも及ばない。
100歳までの残り年数は100-A。残り月数をBとする、B=12×(100-A)。480~0。
保有ファンドの合計額をCとする。このCの値は毎日変わる。残月数について毎月均等分配とする。分配金をDとする。D=C÷B=C÷(12×(100-A))。
このDの値が10万円なら、何もしなくても良いが何もできない、究極バランス。只生きているだけ。
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究極の20本と思っていたが、確かに固定的というのは難しそうだ。変遷する20本が正解なんだろう。
ステージという区分が必要なんだろう。
最後は現金のように崩して使う。引き落としに当てる。100歳までの余命月数で割った分だけ換金する。仮に90歳で1千万円あったとしたら?。120か月で割って月々8万3千円。100万しか無かったら8千300円。毎月となると面倒だから年金の間の月隔月でも良さそうだ。この崩す発想はいつ始めるか?。後期高齢者から?定年から?。実はいつでもいい。
ファンドを崩すのでなく、購入~積み上げは?。現役なら当然。余裕があれば年金生活になっても積み上げを続ける。積み上げを止める時期はどう考えるか。無目的な積み上げって哀しいね。取り敢えず貯金と似ている。
ここで人生論を出すと話が止まってしまう。
例えば、月10万円あれば年金と合わせて生活できると考えてみると、必要原資は:
- 90歳時点なら、1200万円。
- 80歳時点なら、2400万円。
- 70歳時点なら、3600万円。
- 60歳時点なら、4800万円。
これだけのファンドを確保して、隔月に分量だけ崩して使う。
安定成長(インフレ対策)を実現するミックス(最大20本)を設定する。ここは毎月分配以外には使わない。
この枠の外のファンドは、目的(欲望?)の為に使う。⇒欲望ファンド。趣味でも旅行でも、想定外でも、自由に使う。年200万円。
90歳なら年100万円
80歳なら年200万円
70歳なら年300万円
60歳なら年400万円
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リバランスと同じかな。ステージが変わればこうぞうもかわる。
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企画から償還までの話と普通は思うが、ここではサラリーマンがファンドを買う時に、リバランスなどを繰り返して、結局、どのような形に落ち着かせるかと言う資産運用の観点からのライフサイクルを考えてみることです。残念なお引き取りを。
幾つかの分かり易いメッセージ
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- こつこつ積み立てる。
- ズッコケないように債権を取り込んでおく。
- エリアリスクに備える。
- 新興国への気配りを忘れない。
- 配当金を無くして成長に掛ける。初期では必須。
- 手数料負担の少ないファンド。多くはインデックスファンド。
- リバランスではでえきるだけチェンジ(組み換え)可能なもの。最初からそういうものを選択する。
- 国内にいるならTOPIXは外さない。
- 定年後(65歳後)は配当を意識する。
- 先進国:良くも悪くも金融収奪構造:は外さない。
- ファンド運営者(アセットマネジメントブランド)は3つに絞る。保険に入っているので1つでも問題ないが、運用面で違いが出てくる可能性あり。
- 証券会社:3社以内。移せる先を残す。
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