家計簿をGoogleスプレッドシートで作る



家計簿の設計

大袈裟なタイトルだ。それに無理な話だ。少なくとも汎用のものはあり得ない。

自分都合の家計簿記録なら、どのようなものが良いか考えることならできそうだ。それで十分だろう。

家計簿は、自部の都合に加えて。家の事情、仕事や会社の事情が入ってくる極めて個人的なものだから汎用的なものは無理。それに事情も時間軸、人生のステージ軸で変わってくる。インフラやIT技術の変化も加われば、キリがない。やっぱし家計簿は紙と鉛筆だに戻るかも知れない。



お金の動きのトレース。基本は時間軸。
何処から何処へ、誰から誰へ、日付順。イベント順。
  • 日時
  1. 年月日
  2. 曜日:自動表示。カラム設定が難しければ日付の色を変えるだけでもいい。
  3. 時間:電子レシートになると自動取得可能。レシートから書き込んでもいいが、時々間違っているので要注意。空欄でも構わない。
  • 場所
  1. リアル決済の場合は支払を行った場所。店舗所在地名。施設名。
  2. ネット決済、銀行引き落とし決済の場合は、ネットまたは口座としておく。
  • 決済金額
  1. 決済単位。決済総額。
  2. 動いたお金。保有資産への流入は+(プラス)、保有資産からの流出は-(マイナス)。1カラム表示の場合。
  3. 保有資産内の移動は、振替、資産移動として記録を残す。
  4. プラス、マイナスが別カラムの場合にも対応できるように2カラムで用意する。
  • 決済資産
  1. 残高が変動した、お金の出し入れの発生した口座名、資産名。
  2. 振替の場合は、2つの資産を記載する必要が出る。振替を1行で記載すると資産用に2カラム必要になるので現実的でない。(MFの駄目なところ)
  • 取引先
  1. 支払い相手先の 企業名・部門名・担当者名
  2. 決済ごとに記載。
  • 決済内容
  1. 費用の対価となるものの内容。レシート単位の内容。
  • 取引決済費目
  1. 生協の品目分類をカバーする。
  • 明細
  1. 取引内容の内訳がある場合は明細に落とす。食品、日用品、などの詳細を記載。栄養の偏りなどを分析する。面倒な時は、合計金額で終わらせても良い。
  2. 取引明細金額
  3. 取引明細費目
  4. 取引明細内容
  • 確定申告
  1. 家計簿に確定申告の諸要素を取り込むと煩雑になりそうだ。確定申告シートは別に作成した方が良い。年度決算書を作るイメージ。大袈裟だ。集計表で良いだろう。家計簿の集計表から、確定申告の集計表に(自動的に)展開するシートを用意するには、確定申告につかうデータの各要素に名前を付けたりするのだが、それも面倒だから困ったものだ。
  2. 事業売上
  3. 事業経費
  4. 各種控除:医療控除など。
  5. 税金・社会保険料
  6. 有価証券の譲渡・配当
  7. その他






家計簿で検索すると色々な画像が出てきて面白い。多くの人がいろいろ工夫しているらしいことが分かる。やり方で何か困ったら、ここに来れば良さそうだ。

答え以上のものが用意されている。




中にはレシートを袋に入れたり、張り付けたりで、作業の簡便化を図る工夫迄ある。

家計簿アプリの話も色々出ている。使えない家計簿アプリMoneyForwardの話も出てくるから面白い。ニーズが変われば評価も変わると言うことだな。



さてと。

スプレッドシートで家計簿を作る話。

あとは、やりながら、ほぼ試行錯誤の塊だろうけど、記載していくことにしよう。



家計簿:
  1. 家計簿用のフォルダ「家計簿」を作る。
  2. 整形用を兼ねたバッファ用のスプレッドシート「家計簿 (前処理)」を付ける。
  3. 年度別家計簿のスプレッドシート「家計簿9999年」を作る。過年度分をカバーする場合は各年度ごとに作る。
  4. 年度別スプレッドシートの内容構成は、「表紙」「1月」~「12月」「集計」の14枚構成に、「確定申告」関連のシート数枚(検討中)を追加したものにする。
-

基礎データ:
  1. 既存の家計簿アプリからデータを取り込む。
  2. 可能なら、CSV形式でダウンロードする。
  3. ダウンロードが利用できない場合は、家計簿アプリ画面を スプレッドシートにコピペする。
  4. 取り込んだスプレッドシートの名前は、例えば、9999年99月+アプリ名(サービス名)のように統一しておく。
  5. データの取り込みは月度単位になることが多いので、月別シートに順次取り込む。月別シートは「表紙」「1月」~「12月」「合計」の14枚シート構成にする。
-

マッピング:
  1. 基礎データを家計簿に張り付ける作業。データのカラム位置が異なるため、整合させるように選択して移すことになる。
  2. 数式を組めば簡単だが、その場合は、基礎データもセットで保管する必要がある(かも知れない)。
  3. 家計簿アプリのデータが確立するには、最大1カ月必要とみて、N月分のデータ取り込みはN+1月の月末以降に行うこと。


(つづく)

詳細は別紙にて。

Popular Posts:Last 30 days

Popular Posts:Last year

Popular Posts