◆投資信託の組み換え
目的:将来的に年金の不足を補填する
方法:
- 保有ファンドの少額分割売却⇒指図が簡単な証券会社に移す。今ならネット証券。
- ファンドの配当⇒分配型ファンドに切り替える。
- 分配型ファンドに変えても最後はファンド売却が必要。
*
- スイッチングが可能なら利用して良いが、ファンドのタイプ(コンセプト)が異なる場合はスイッチング不可が殆んど。
- 分配を再投資に回すタイプから分配を配当に回すタイプへの変更は出来ることが多い。これは利用して良い。毎月分配でなくても悪くない。
*
投資信託の色を変える手順
- A:現在の色は成長型のファンド。
- B:今後の色は分配型のファンド。
Aを売却してその金でBを買い直す。とても単純で簡単。
- 一気に全額やるか?→そんな根性はない。
- 何回かに分けてやるか?→面倒だけど現実的。
/
Bの購入ファンドは既に決めているから、毎月定額購入を設定すればいい。毎月1万円で10銘柄を各々1千円を購入する。
Aの手持ちファンド を毎月1万円売却指示すればよい。最初は少し多めに売ってプールしておけば、面倒のストレスは少しは緩和できるだろう。
*
10年とか、5年とか、長期でやるのは、理想的だけど、根気が持たない。50か月=4年。これも長過ぎ君。20か月=2年弱。これでも長いが、限界かな。これよりミ時間と別の問題が出てきそうだ。
20か月は5%。区切りは良さそうだ。ファンドAの現在価額の5%を求める。算数。ファンドが100万円なら5%は5万円。
この数字がとても大事。「5万円」が分かれば、
- ファンドBを積立で毎月5万円購入する設定にする。
- ファンドAを毎月5万円売却し、積立用口座に入金する。
*
5%から5万円を算出(算数)したけど 、取り敢えず、積立額を決めてスタートすることが大事という考え方もある。新NISAに関心があればNISAの枠で数字を決めても良い。クレカ積立のキャンペーンが利用できるなら、クレカ積立枠を採用しても良い。これらの場合はどういう訳か月10万円が相場。不思議だね。
でも分かることは、月10万円が普通の健全な市民には積立上限で十分というものだろう。本当に余裕しかない人はそれ以上を自分のリスクでやれば良いこと。
- 証券会社B;月10万円の積み立て設定
- 証券会社A:月10万円相当の売却:現金化
- 証券会社A売却金を証券会社Bに入金
- 使用する口座を証券会社A/Bで共通に出来れば手間は少なく出来る。
/
※
金額がもっと大きくて、時間が無い人(高齢者?・現役遺体組?)は新NISAもあまり関係ないから、ケタ(桁)を上げて発送することが必要。例えば、全銘柄10万円でなく、1銘柄10万円とか。ファンドBに選択したものが5銘柄なら50万円を動かしていく。年間600万円。5年掛けてやっと3千万円。
ファンドB総額=銘柄当たりの積み立て金×銘柄数×積立期間
- ファンドBの総額を決める。毎月分配の元手。
- 何年で移行したいか決める。積立期間。年金暮らしを始める時期。
- 新しいミックスの銘柄数を決める。5ファンド±2程度が感覚的に望ましい。
- 以上から月度の積立金:月度オペレーション金額が算定できる。
*
考え方:進め方
自分の年金を補填する金額を仮に月額5万円とする。年間で60万円。
これをファンドの分配金で賄う場合、ファンドは年率3%±2%が推定できるとして、必要な額は、2千万円。微妙な数字。例の大騒ぎになった金額と一致しているから面白い。
定年・アルバイト・副業など終了するまで5年残っているとした場合、5年で2千万円を積み上げればよい。1年に400万円。1か月に30万円では少し追いつかない。運用益を見込んでもやはり足りない。35万円なら余裕。
機関のリスクを考えて、実は5年も社会経済が回っているか、健康が維持できているか、などを考慮するなら、期間短縮、月度の積み増しが良さそう。月40万円、あるいは50万円辺りを月度目標にするのが良さそうだ。
重点ファンド:5:毎年見直す。月5万円~10万円。
補完ファンド:0~5:毎年見直す。月1万円~5万円。
*
証券会社:
1つでは何かと心配だから2か所か3か所に。ファンドの引越サービスもあるからそれを利用して集約。重点ファンドを取り扱わないところは除外する。
積立設定。クレカ積立も利用する。 ポイント還元は気分的には悪くない。但し色々特徴があるのであまり簡単でない。
SBI証券:クレカ積立はオリーブカード利用でも利用実績などのハードルが高くて嫌な気分になるから最初から利用しないこと。
マネックス証券: 現時点ではベスト。使いやすい。但し、1.1%還元は5万円分まで。それ以上になるとどんどん悪くなる。
大和コネクト証券:ストックポイントのアプリですっかり嫌いになってしまった。セゾンカードで永久不滅ポイントってまるで別世界。WEBサイトも使い難い。適当なタイミングで解約すべきでは?。
auじぶん?:名前だけで近寄り難い。じぶん銀行の時代はまだしもauが入ってくると嫌な思いをさせられると分かっているから最初から近寄らない。
楽天証券:杓子定規な対応で済ます顧客サポート。客を大事にしているのか馬鹿にしているのか、いずれにしても満足できる結果が得られなければ無理して付き合う理由はない。その方が双方がベターだろう。
/
ちまちま時間を掛けてやるのは良くも悪くもミニマムになる。量は裁けない。
小オペレーションを家計簿の枠でやるのは間違えそうだ。少なくとも最初は特別なオペレーションとして見るしかない。
▶先ず。一般家計のマネーフローとは分離すること。訳が分からなくなる。一般家計では、保険運用(投資)は、月5万円から7万円程度で十分。もっと少なくても構わない。兎に角、一般家計では健全な形を実現しておくこと。家計の基本形。
▶運用資産の色を変える話は別建てで行う。
/
毎月50万円±を移す。5千万円なら100か月訳10年。馬鹿げている。2千万なら3年。のんびりした話だ。
結局、月100万円が目途。500万しか無ければ5カ月で終了。
うん。発想が馬鹿かも。積み上げを月100万円と考えれば、100万円崩すだけ。
月100万円ならプールは3か月分=300万円。既に破綻しているけど理屈はそうなる。
/
結論、毎月100万円を切り替える。
トップ5に16万円⇒80万円
セカンド5に4万円⇒20万円
/
入れ換え(崩す+購入)手順
- (A)基本形の積み立ての銘柄を分配型トップ5に変更。
- これは手順以前。ファンド特定が先決。「一般家計管理」の一環として具体化し、積立設定に反映させること。
- (B)停止証券口座から売却。
- 少額ファンドから順に切り離す。100万円になったらその月度は終了。
- アクティブな証券口座または連携銀行口座に送金⇒購入に回す。
- (C)アクティブ口座の売却。
- 少額ファンドから順に切り離す。
- 現金化した価額はそのまま購入に回す。
- (D)タイミング:
- オペレーションの月跨ぎ、及び購入金不足事態を回避するため、売却10日頃:購入20日頃を目途にする。
- 銀行マネーオペレーションは入金ファーストだが、こちらは売却ファーストのオペレーションになる。売却指図から入金までは数日(1週間未満)のタイムラグが発生。
*
/
@2024/10/08
毎月分配の是非:
*毎月に拘らなければ普通のファンドでも構わないという初めの一歩みたいな話を始める。
全く分配を設定しないファンドも世の中にはあるのかも知れないが、多くは年1回、またはそれ以上の決算を設定している(筈)。その時に分配しないで再投資か分配化を選ぶことができる。再投資は、税金の介入が無いので運用効果に貢献する。一旦分配させてから再投資では税金分がやせ細ることになる。だから多くは再投資の設定にしている。
*
ファンドが1つなら毎月分配、あるいは隔月分配は重要だ。年金の補填なら尚更だ。
しかし、複数のファンドを運用しているなら分配のタイミングがばらつくため、必ずしも毎月、隔月に拘る必要はない。キーワードとして残るのは「高配当」の部分だけかもしれない。
ファンドの銘柄を5本程度に絞るなら毎月、隔月は重要な要件だが、10本、20本にもなれば、それほどでもあるまい。
と言うことは、
取り敢えず、既存のファンドについて、再投資を分配に切換て、年金の補填としての有効性を見て見るのも、一つの考え方。年金はせいぜい月10万円。生きていけない。せめて、5万円(50%)が分配金で補填することが出来れば、良しとするものだろう。しかし、月5万円が如何に無謀な希望かも理解すべきかもしれない。ファンドの配当を年率2%と見て、年間60万円を実現するには、なんと3千万円の用意が必要になる。とてもじゃないが有り得ないこと。実際は崩しながら運用することになる。20年間月5万円なら無配当でも1200万円で済む。政府の出した2000万円という数字が現実味を帯びて来る。やはりこれくらいを用意しなければいけないと言うことになりそうだ。
*