東京都の新規感染者が徐々に少なくなってきて人の移動・人の接触・人の集中を抑制してきた効果が出てきた。
感染者数が抑え込まれてしまった。
高齢者の死亡も期待したほどのことはなかった。
感染数あるいは感染率で考えると欧米より1桁少ないが、死亡数あるいは死亡率で考えると2桁少ない印象だ。
感染も重症化も少ない状況にある。
抗体検査でも、数字が見えていない。まあ、日本は何処までも科学的アプローチの出来ない国でうんざりするが、なんとなくではあるが、感染率は少ないままのようだ。
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何となく国家的大事にならずに、もし、終わるとすると、SARSやMERSと同じことになってしまう。専門家会議は、検査しないから、データも限られていて、まともなレビューは前回同様に、いい加減に済ませてしまうだろう。折角の事例なのに何も学ぶことのできない専門家だ。
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- 木造で隙間だらけの家屋。自然換気。
- 上水道の普及。下水道の普及。ウォシュレットの普及。
- 入浴習慣。
- 衛生・清潔への意識の高さ。
- 掃除・洗濯・食器洗浄
- 箸(はし)
- 土足で上がらない。飛沫ウイルスは床に蓄積する。運び込まない。
- 抱擁(ハグ)・握手の習慣がない。
- 大声で笑ったり話したりすることは不作法。場所を選ぶ。
- 触らずに済ませたい意識が高い。自動ドア。回廊による目隠し(ドア無し)
- マスク利用への抵抗感の低さ。
- 旬を好む食習慣。古いものは売れない・値引き当然。
- 冷蔵庫の普及。
- 教育水準の高さ。
- 協調性。異端児は攻撃されやすい。
- 相互監視。疑似五人組組織。
- 核家族化。若本と老人の別居。
- 年金世代は無理に外出しない。混雑した電車バスに乗る必要がない。
- 稲作文化で獲得したアルコールに弱い体質の免疫効果。
- BCG(種痘) の免疫への効果。
1つ1つは大したことではないが、これ全部となると、相当ハードルは高い。世界で最も高コストな生活スタイルの日本だけが出来ること。
尾身がいい加減なレビューをしても大事にならないのは、日本の文化、日本人の価値観が、 実効面で感染症問題を回避しているということだ。
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死亡者数が三桁台で終わったら最も落胆するのは恐らく悪魔と麻生太郎だろう。
悪魔は、次にどんな手を出してくるのか。
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