長野県の灯油宅配が日本で一番高い理由
寒くなって暖房のお世話になる季節になった。
暖房は、エアコン、床暖、ファンヒーター、ストーブ、炬燵など色々なものが活躍する。
エネルギーは、電気、ガス、灯油あたり。
寒冷地では、暖房コストを抑えるために、灯油を使うことも少なくない。
この灯油は寒冷地では、ホームタンクなどを準備して、業者から宅配を受けることが、まあまあ普通。
この宅配料金は、世界の色々な事情で仕入れ値もばらつくけど、そうでなくても、お店の事情、人件費や設備費もあって、統一価格には程遠い。いつどこに宅配を頼むかで頻繁に変動する。
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試しに、日本中の宅配状況をチェックして驚いた。
普通なら、北海道。それも内陸の旭川の周辺とか、が一番高額になると思ったらそうではない。
一番高いのは長野県。
それもダントツに高い。
長野県が高いのは、実は灯油に限らない。普通にガソリンを入れても異常に高い。
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内陸で陸送費が掛かるからという理由で説明されていたが、それだけでは説明がつかない。
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全国的な状況として零細な石油小売業者(ガソリンスタンド)が次々と店をたたんでいる。
小売りを守る前提だった筈の地域でも。
コロナ禍で人の移動が抑制されているから、今年はさらに拍車が掛かっているだろう。
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化石燃料への税金は今後ますます上がり続ける。
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長野県の化石燃料はなんでも他の地域より10円高い。
長野県が高いのは、長野県に固有の構造があるから。もしかすると、不健全な構造かも知れない。
知事が県民のために、汗を流せば、特有な構造の不健全な部分は緩和されるかもしれない。
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