金沢大学准教授コロナ急死事件の裏側


北陸石川の話とは言え、今どき、コロナ対策の入り口のPCR検査も受けられずにほぼ急死する事態が起きるとは驚く。それ以上に現在の医療行政の構造的欠陥には呆れるだけだ。

加藤勝信厚生労働相の犯罪的な縛り「37度5分4日間しばり」の話を 思い出してしまう。

この石川の事例は事故と言うより事件だが、石川県警がどのように動いたかの記事がない。

感染者は、男性、准教授なら高齢者ではない。むしろ若手だろう。単身赴任中。

感染者は、体調が悪くて近くの病院/クリニックへいって受診。その時の「かかりつけ医」の診断は、想像するに、感染者の納得できるものではなかった。かかりつけ医と言っても、家族のいる自宅のかかりつけ医とは思えない。実質は一見さんだったかもしれない。

感染者は、コロナを疑って、保健所にPCR検査の相談をした。保健所はかかりつけ医経由でなければ受け付けないと断る。杓子定規な対応はマニュアル通りかもしれないが、血の通わない物だったかもしれない。

この時の感染者の気持ちを測るなら、頼りにならない医者と門前払いの保健所。八方ふさがり。

不安を抱えたまま、「かかりつけ医」が出した処方箋の薬を飲みながら、数日様子を見るしかなかった。

薬のメンタルな効果で体調はよく分からないまま、次の診察を受ける。風邪薬でもなんでも、症状に対する神経的な緩和剤が入っているから、なんとなく楽になった勘違いをすることがある。「かかりつけ医」は自分の見立て(只の風邪ですよ?)が正しかったと判断したかもしれない。

コロナの心配を告げたら、「かかりつけ医」から大笑いされて一蹴されてしまっただろう。医者が自信をもっていうのだから、これはコロナではないと感染者も受け入れたかも知れない。

安心してその夜には、家族にそのことを伝えたのだろう。

しかし、コロナはその夜、感染者を添い、死に至らしめた。死因が報道されていないから想像するしかないが、脳組織、肺組織、血栓による臓器不全あたりが原因ではないか。 

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時系列に具体的にタイムスタンプを押す必要がある。(以下は当初の推定。遺族のメモなどから修正する必要は残る)

  1. 感染:ウイルス暴露の思い当たる場所日時。
  2. 潜伏期間:短いケースは2日間。長い場合は1週間から2週間。
  3. 自覚症状が出た日。同僚などの会話や見た目の印象などで推定。
  4. 最初の受診。これは記録は明確に残っている。診断内容も。処方箋の内容も。
  5. 保健所へのPCR検査の相談。これも日時は明確。やり取りのメモは保健所、および男性所に残っている。
  6. 処方箋による医薬品購入の確認。これは実際に購入していること。残量も。
  7. 2回目の受診。診断結果は記録で確認。処方箋が出ていればそれも確認。同じものが処方されていたらかかりつけ医は全く何も疑っていなかったと推定できる。違っていたら、どのような変更をしたのか確認できる。
  8. 2回目に処方されたくするの購入の記録。薬の残量。服用したのかどうかの推定。少なくともショックを与えるリスクはなかったか。
  9. 1回目も2回目も処方された薬と、コロナとの関係でどういうリスクが存在するか確認。コロナの時に飲んではいけない薬ではなかったかの確認。
  10. 法定医による検査結果の確認。
  11. 男性の喫煙歴の確認。過去の疾患の確認。
  12. 遺体になった男性のPCR検査。死んでから検査してくれても困る。どういう馬鹿なルールで動いているの。検査に来た担当はどういう態度で遺体と遺族に接したのかと思う。
  13. 感染者死亡時の特別な火葬。
  14. 遺骨だけが遺族に返される。
  15. いきなりどうしてこういうことになったか誰だって理解できない。

問題

  • 最大の問題は「かかりつけ医」が相当なやぶ医者と言うことだ。この能天気な医者が諸悪の根源。正しい資格、正しい経験、実績があるのか。犯罪的なミス。検察は必要十分は調べをやる必要がある。遺族は損害賠償請求をやるべきだろう。
  • もう一つの問題は、保健所のルール。この事例で分かるが、かかりつけ医が阿保馬鹿の類だったら大きな穴が開いてしまうということ。かかりつけ医が機能しない場合の救済ルートを用意して、それを説明しなければいけない。保健所は本来は門前払いをしてはいけなかったのだ。ここも適切な調べが入るべきだし、損害賠償請求の対象になる筈だ。

以上は勝手な推測に過ぎない。ご家族の無念を思うと、運が悪かった程度で済ます訳にはいかないという思いだ。仮に、2回目の受診でコロナ無関係と言われて喜んで、暴飲暴食をしたとしても、本人の問題ではない。使命感の希薄な、かかりつけ医と保健所をこのまま放置してはいけない。石川のメディアは 正しく追跡して続報を流すべきではないか。



https://www.ishikawa-tv.com/news/itc/00235251

PCR検査を希望も受けられず…男性の死亡後に新型コロナ陽性が判明 妻「入院できたら助かった」


12/08(火) 17:20配信




 11月、死亡後に新型コロナに感染していたことが分かった男性。北陸中日新聞の報道でこの男性が死亡前に新型コロナの検査を求めていたことが分かりました。

 12月5日の北陸中日新聞。1面にはこう書かれていました。

「死亡前コロナ検査断られ」

 記事によると、死亡したのは金沢大学准教授の男性。熱が出てかかりつけ医を受診後、県の相談センターにPCR検査を希望しましたが、「かかりつけ医の判断がなければ検査は受けられない」と告げられ、検査を受けられなかったといいます。

 北陸中日新聞の取材に対し男性の妻は「検査が間に合い入院出来たら夫は助かった。検査するかどうかの判断が、医師に限られていることは良くない」と話しています。

 現在のPCR検査を巡る手順は、まず身近なかかりつけ医もしくは発熱者の相談センターに電話で相談。かかりつけ医の場合は、受診時に必要と判断されれば検査を受けることができます。

 相談センターの場合も検査可能な医療機関を紹介され、いずれも最終的には検査するかどうかは医師の判断に委ねられます。

 現在、石川県内では300の医療機関で新型コロナの検査が出来るようになり、県によりますと現在検査は切迫した状態にはないとのことです。



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