結婚、離婚、出産、葬儀、退職、解雇、病気、引越、不登校、引き籠り、家出、・・・
人生の転機になるものは色々ある。それぞれ原因か結果か分からないが、生活態度も生活環境も変わる。
急に、自分の役割、仕事、やること・やりたいことが見えなくなることがある。
短時間のことなら、あまり気にすることもない。
長期間に及ぶと深刻だ。
- 自我の再構成
- 使命感の再確認
- 目的と方法論の理解
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だから、主婦(主夫)には感心させられる。
いつしか、家事大全が出来上がる。
で、まさに今、ここが大事。大全を見せられると身がすくむ。人は人。自分は自分。そういう発想とも少し違います。
試行錯誤を楽しむ気持ち。敢えて言うなら多くの失敗と少しの成功を経験することを楽しむこと。失敗のない成功には感動は少ない。
自分の経験が自分の大全。これは人には作れない。一人一人の大全。
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経験世界と知識世界。知識世界は宇宙にまで伸びているが、経験世界は殆ど家の中だけにとどまる。
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チェックリストは年齢に関係なく、物事を確実に行うための手段の一つだ。仕事のマニュアル化の一環。高齢者になったり、」認知症になったりすると、チェックリストはどのような意味を持つのか分からないが、結構、面倒な塊になるだろうとは想像できる。
生活がリセットされた人にとっては、時間割表(生活のタイムテーブル)とか チェックリストは重要な意味を持つかもしれない。
生活が変わって、何かの意味で破綻する人と言うのは、恐らく、マニュアル人間。細かいことに目が行くのに不器用なのだ。
マニュアル(タイムテーブルとかチェックリストとか)を再構成できるなら、復帰できる。ぐるぐる回り出して、実現に至らなければ、外から見ると破綻状態だろう。
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考えてみてください。人生って、学生になった心算でも、時間が来れば世間に送り出されてしまう。家族構成だって、変わっていく。季節季節でも変化は来るし、災害だって。周りの人たちも変わっていく。
そんな中で不器用に自我を維持するのは自分自身でも苦しいだろう。
無様を楽しむ心境は人生の達人?。
人生って終着駅のない旅。
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