迷惑メールを撃退する2段階受信



電子メールのネットワークリソースの99%以上を消失させる迷惑メールは業界にとって大きな問題だが、個々人にとっても重要な問題。

迷惑メールってどんなものか?

メールアドレスが売り買いされている。

例えば、何処かのサービスを利用するために、登録したメールアドレスは、そのシステム管理者(従業員でも委託先要員でもだれでもいい)の誰かが収集していることもある。不心得者がコピーして持ち帰る。部外者がハッキングして収集。偽のサイトを立ち上げてメアド収集のためのサービスもどきを作る輩。ネット上にうっかり書き込んだメアドを収集するロボット(エージェント)を走りまわす。

勿論、付帯情報・特性情報が多いほど高く売れる。

一度売られたメアドリストはそれだけで闇の流通が始まる。

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C1.<不正・非合法の迷惑メール>
  • 不正に入手したメールアドレスを利用したメール。
  • 不適切な目的:フィッシング詐欺の類。アダルトサイト。ゲームサイト。
  • 桁違いの数を発信するから、1万人に1人のうっかりミスでも十分な稼ぎがある。 
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  • 純粋な正真正銘の迷惑メール。この手の悪質なものは、最近では、プロバイダーやメールサービスの方で除去してくれることが多い。
  • それでも潜り抜けてくるものは自分で撃退するしかない。発信者アドレスを変えながら送ってくるので迷惑メールに登録しても次々切りがない。
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  1.  不適切キーワードでピックアップして除去する。
  2. 自分が宛先になっていなければ除去する。そのためには、宛先アドレスを照合する。ML利用とかBCCで来るものは除去される。
  3. この類は迷惑メールホルダーでなく、ゴミ箱フォルダーに移す。
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C2.<正規・半合法の迷惑メール>
  • 正規の手続き(メンバー登録など)で入手したメアドを利用。
  • 営業目的のしつこいメール。登録時に広告メール(DM)OKがプリセットされているなど。
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  1. 相手の素性が明確だからアドレスを特定して迷惑メールに登録。
  2. 全く見る意味がなければ迷惑メールフォルダーでなく、ゴミ箱フォルダーを指定する。
  3. あるいは、発信元へメール停止の登録を行う。
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C3.<正規・合法の迷惑メール>
  • サービスに登録して、目的の案内・ニュース・コンテンツが送られてくるもの。
  • だから迷惑メールではない。
  • しかし、読み終わったらゴミになるもの。読まなくても(読み忘れても)、時に深刻でない。
  • 放置するとメールボックスを圧迫する。
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  • 相手の素性が明確だからアドレスを特定して迷惑メールに登録。
  • 必要なら分かりやすいフラグを付ける。
  • 3カ月以内に目を通すようにする。
  • 重要なものは迷惑フォルダーから外して目的のフォルダーに移す。
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迷惑メールを撃退する2段階受信?

(フリーメール)
  1. 今現在、メールアカウントをフリーで入手できるサイトは、必要十分な数だけ存在するようで不自由はない。グーグル、ヤフー、マイクソフト、などの大手から、小規模ながらネットサービスを提供する独立系も多い。

(2つの受信箱)
  1. 2つのメールサイトを用意し、前方メアド及び後方メアドとする。

(前方メアド)
  1. 各サービス利用に必要な登録時には、前方メアドを登録する。
  2. メアド(前)では、迷惑メール、ゴミメールを駆除してから、メアド(後)に転送する。

(後方メアド)
  1. 後方メアドは何処にも登録しない。発信もしない。前方メアドからの受信専用。
  2. メアド(後)ではゴミが除去されたメールだけを閲覧できる。 
  3. ここにゴミが入ってきたら、前期対策を確認する。

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