ドライブレコーダーの寿命
セルスターのドラレコが暴走を繰り返して使い物にならない。
取り付けた時は興味もあって録画状態の確認などもやっていたが、最近は全く気にすることもなかったが、何でなく、動作状況を見てみたら、無限ループの再起動を繰り返していた。
セルスターのFAQを見ても、記載通りの動作はしない。
セルスターは電話でもメールでもサポートしているようなので、取りあえずメールを入れてみた。
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そもそも、ドラレコって耐用年数はどの程度なんだろう。メーカー側は短めにアナウンスするだろうが、実績はどんなものかな。
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ネット上を少し歩いてみたが、あまりこの辺だと言うゾーンがつかめない。
勝手に、1年~3年程度と記載しているサイトもあるが、これは税務署なんかが利用する定格を鵜呑みにした、どちらかと言えばサプライヤーサイドの数字。
償却年数であって、利用限界年数ではない。普通のユーザーが言う寿命は後者の方。
30年~40年償却の住宅でも、住もうと思えば100年は住める。
自動車は5年~6年が償却だが、乗りつつければ10年は楽勝、駆動体だから20年は相当丁寧に扱わないと無理かな。
家電の寿命は10年が大方の理解。パソコンも物としては10年使えるが、ソフトが追い付かないので、実用は用途限定になるだろう。
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ドライブレコーダーは可動部がない電子部品のアッシーだから10年が期待値になるだろう。
環境~設置場所で留意すべきは、振動と直射日光となるが、今は車自体が電装品。振動で電子部品がずっこけるなど考えにくい。ドライバーの脳みそが先に崩れるだろう。
直射日光は、光学部品の側面もあるので最初から考慮済み。野ざらし駐車場においても、ドラレコが直射日光を浴びる時間は限られている。一般化するリスクではない。
といった考察を踏まえれば、10年は期待値として成立する。それ以上でも問題ない。
カーナビの寿命は、実績としては車と同様だから、大幅なメンテナンスのタイミングまでは持つでしょう。
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生産終了から5年(?)経過した、保守部品を保持する義務はなくなることを、踏まえ、多くの商品は生産終了から5年がメンテナンスの起源になっている。
逆に言えば、5年間は保守すると言うことは、寿命です。ご臨終ですと言う理屈はない訳だ。
結論:
- 寿命の期待値は10年。
- 保守(メンテナンス)期間は生産終了後5年間。
- 最短期間は、生産即終了で劣悪スペックの場合でも5年間は品質を維持させることを要求できそうだ。
- 最長は、通常は生産期間は定番もの(ベスト品質)なら10年くらい続けることがあるから、15年間は品質維持が出来そうだ。
- ミッドたあーむの理解としては、やはり、10年間。
それは純粋に不良品。メーカーの想定外の不良品質。もしくは、悪質な保守ビジネスを展開してブラック企業。
- ドライブレコーダーの寿命は10年間が期待値!
- 5年未満は不良品質の問題!
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注意
例外と言うべきものではないが、メディアmicroSDカードは消耗品の側面が強い。駆動部がないから適宜イニシャライズすれば再利用は可能。それでも磁気特性の劣化の可能性はあるだろうから、適宜好感していいだろう。
もう一つはバッテリーの劣化。バッテリーを使うタイプの場合は、消耗品として交換する必要が出てくるだろう。但し、バッテリーの劣化は、普通のドライブ状態では関係ないので、影響は限定的だ。
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セルスターの商品は現在も販売中(生産終了のリストにも出ていない)ので、完全に現役の不良。寿命ではなくて、不良品質と理解していいだろう。
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*寿命:設計開発時に設定した耐用年数。
*不良:製造取付が設計品質を見たいしていない。または設計ミスによる不具合。
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只の、あるい立派な不良(不良品質)を寿命と諦めてはいけません。メーカー側はそのような態度をとってきますがユーザーは頑張るところです。そうするとメーカーも徐々にいいものを作り始めるはずです。
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パソコンはWINDOWS7以降は安定してしまって買い替え需要はなくなった。今はデバイスの横展開(スマホ移行)に注力する時代。パソコンの黎明期は直ぐに陳腐化するので耐用年数はあまり重要でなかった。
ドラレコは煽り運転のおかげで需要が高まっているが、自動運転などの方向性、車のデジタル電装(コネクト化)で、今後もスペックやポジションは大幅に変わっていくだろうと思われる。今、10年20年を視野にできるデジタル電装などありえないので、やはり、せいぜい5年~10年のスパンで利用することにならざるをえない。
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